白夜行

【放送時期】
2006年1月12日 - 3月23日
(TBS)

【平均視聴率】
12.2%


【キャスト】

桐原 亮司 - 山田孝之 【山田孝之】関連商品一覧
唐沢 雪穂 - 綾瀬はるか 【綾瀬はるか】関連商品一覧
西本 雪穂 - 福田麻由子
松浦 勇 - 渡部篤郎
笹垣 潤三 - 武田鉄矢
桐原 洋介 - 平田満
桐原 弥生子 - 麻生祐未
篠塚 一成 - 柏原崇
古賀 久志 - 田中幸太朗
園村 友彦 - 小出恵介
菊池 道広 - 田中圭
唐沢 礼子 - 八千草薫    
西口 奈美江 - 奥貫薫
榎本 宏 - 的場浩司
川島 江利子 - 大塚ちひろ
藤村 都子 - 倉沢桃子
秋吉 雄一 - 尾上寛之
小竹 亮子 - 春日井静奈
高宮 誠 - 塩谷瞬

【脚本】
森下佳子(JIN-仁-、MR.BRAIN、世界の中心で、愛をさけぶ等)

【ストーリー】

ただ太陽の下を一緒に手をつないで歩いてみたかった、父親を殺した少年と母親を殺した少女。そんな主人公たちが白夜をさ迷い往くかのようにさらなる罪を積み重ねていく中で、本当の罰が彼らの心と記憶に下されていく14年間を、せつなくも残酷なタッチで描いた歪んだ愛の軌跡。2005年のクリスマスイブ、サンタクロースの扮装をした亮司(山田孝之)は血まみれで道端に倒れている。その姿を彼方から見やる雪穂(綾瀬はるか)は瞳に涙を浮かべたまま背を向けて、逆方向に歩き出すのだった。1991年秋、図書館に通い詰めていた11歳の亮司(泉澤祐希)は、そこで同級生の雪穂(福田麻由子)と知り合う。それは2人にとっての初恋だった。

【音楽・主題歌】
白夜行:サントラマニア 

【動画】
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【サブタイトル・視聴率・あらすじ】

第1話 少年はなぜ父を? 少女はなぜ母を? 14.2%
  1991年秋。小学5年生の亮司(泉澤祐希)は雪穂(福田麻由子)という少女と出会う。次第に心を通わせ始めた2人だが、雪穂は亮司がいつも家に訪ねて来る洋介(平田満)の息子だと知り、途端に口を聞かなくなる。
実は雪穂は母・文代(河合美智子)から売春を強制されており、その相手が洋介だった。売春現場を目にした亮司は逆上し、洋介をハサミで刺殺。捜査の手が 文代に及ぶと、今度は雪穂が文代を自殺に見せかけて殺害。そして雪穂は他人のフリをしたほうがいいと亮司に告げ、街を去る。
時は流れ、1998年秋。雪穂(綾瀬はるか)は礼子(八千草薫)に引き取られ、何事もなかったように暮らしていた。また亮司(山田孝之)も雪穂のことを気にかけつつ、事件は終わったものと、新しい人生を歩んでいた。
第2話 閉ざされた未来に 13.4%
  亮司(山田孝之)の元に同級生の菊池(田中圭)が訪ねて来る。菊池は洋介(平田満)の買春を知っており、口止め料を要求する。また刑事・笹垣(武田鉄矢)も捜査を続けていると知り、亮司は不安になっていた。
そのころ、雪穂(綾瀬はるか)も事件のことが原因で、学校内で中傷を受けていた。犯人は雪穂に嫉妬した同級生・都子(倉沢桃子)。駅に落書きまでされた ため、家にはいたずらの電話が。涙をこらえ、必死で落書きを消そうとする雪穂の姿を見かけ、亮司は思わず声をかけてしまう。
お互いの窮地を救うべく、亮司と雪穂は対応策を考える。そして亮司は菊池を、雪穂は郁子を巧みに誘い出し、菊池が郁子を襲ったような写真を撮影。作戦は成功し、2人はピンチを切り抜けたかに見えた。
第3話 さよならの光 11.0%
  笹垣(武田鉄矢)は亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)が2人とも都子(倉沢桃子)の事件に絡んでいたと知り、独自に捜査を。雪穂は慌てるが、都子とその家族は事件が表沙汰になるのを恐れ、笹垣への協力を拒む。
亮司は母・弥生子(麻生祐未)の愛人の松浦(渡部篤郎)にアリバイを握られており、松浦から女性相手の売春クラブを経営させられていた。そんな中、新人の友彦(小出恵介)が接客中、相手の女性が死亡。警察に行くとおびえる友彦に対し、亮司は事件を隠蔽しようと考える。
相談を受けた雪穂は友彦の存在を消すため、亮司に死体と交われと提案。雪穂がどんな思いで生きて来たかを聞き、亮司は雪穂に従う。その後、亮司は自分が死んだように見せかけ、被疑者死亡で事件は片づく。
第4話 罪と罰 10.7%
  亮司(山田孝之)は自分に忠誠を誓う友彦(小出恵介)を使い、売春クラブに出入りしていた銀行員・奈美江(奥貫薫)から顧客情報を横流しさせる。偽造カードを作り、顧客の貯金を引き出そうというのだ。
計画は順調だったが、不測の事態が発生。暴力団員に金を貢いでいた奈美江が銀行上層部に気づかれ、警察と暴力団の両方から追われることになったのだ。松浦(渡部篤郎)は奈美江を切り捨てると言い出す。
いっぽう、雪穂(綾瀬はるか)は華やかな生活を送り、また知り合った御曹司・篠塚(柏原崇)に恋をしていた。ショックを受けた亮司は雪穂も事件に巻き込もうと計画。雪穂に変装させ、奈美江の預金を引き出させる。そして金を持って来た雪穂を、亮司は荒々しく押し倒した。
第5話 決別する二人 11.8%
  雪穂(綾瀬はるか)の幸せを願い、亮司(山田孝之)は身を引く決意を。だが篠塚(柏原崇)は雪穂の親友・江利子(大塚ちひろ)と交際を始めていた。篠塚から江利子への気持ちを聞き、やるせない思いの雪穂は、江利子を郁子(倉沢桃子)と同じ目に遭わせてほしいと亮司に頼む。
雪穂の心中を理解しつつも、賛成は出来ない亮司。雪穂は亮司を見切り、松浦(渡部篤郎)と組むと言いだすも、ベッドを共にすることは出来ない。松浦は凌辱される雪穂の写真を持っていた。写真の束を見た亮司はもうやるしかないと考え、江利子を偽装レイプする。
亮司は薄々、雪穂の行動が全て計算ずくだったと気づいていた。否定しない雪穂に、亮司は思わず鉢植えを投げつけてしまう。
第6話 白夜の終わり 10.7%
 

全て終わりにするため、亮司(山田孝之)は松浦(渡部篤郎)を殺そうと考え始めていた。だが松浦は愛人の子であり、実の母と兄から冷遇され、2人を刺していた。亮司は松浦の境遇に同情し、殺意が揺らぐ。
いっぽう、笹垣(武田鉄矢)の部下・古賀(田中幸太朗)の説得を聞き、弥生子(麻生祐未)は松浦の部屋へ。だが古賀が踏み込んで来たため、松浦は思わず古賀を包丁で刺してしまう。さらにそこに亮司が登場。何度も古賀を刺す松浦の背後に近寄り、松浦をハサミで刺し殺す。
亮司は手に入れた写真を雪穂(綾瀬はるか)に渡す。亮司が何をしたか、一瞬で悟る雪穂。すがりつくように泣く亮司に、雪穂は東京に行こうと告げる。笹垣が必死で亮司の行方を追う中、雪穂は策を練っていた。

第7話 美しき亡霊の決意 12.3%
 

亮司(山田孝之)は自分と松浦(渡部篤郎)が雪穂(綾瀬はるか)を脅していたことにする。なおも笹垣(武田鉄矢)は雪穂を疑うが、上司に止められ手が出せない。自分の分まで幸せになってほしい。そんな亮司の願いをかなえるため、雪穂は御曹司の高宮(塩谷瞬)に近づく。
2002年。雪穂は偽装妊娠、そして堕胎したことを負い目にさせ、高宮との結婚を勝ち取っていた。だが高宮は同僚の千都留(佐藤仁美)に片思いしており、そのことを篠塚(柏原崇)に相談する。
雪穂との結婚式当日、高宮は千都留に告白すると決めた。そこで亮司は高宮と千都留を会わせないよう画策する。笹垣の登場に肝を冷やすが、何とか計画を遂行。何事もなかったように雪穂は高宮と結婚した。

第8話 泥に咲いた花の夢 12.3%
 

亮司(山田孝之)は雪穂(綾瀬はるか)の協力で高宮(塩谷瞬)の会社からシステムを盗み出し、それを手土産に別の会社で働いていた。だが高宮の会社は機密の漏洩を疑い、興信所を雇って亮司を調べ始める。
いっぽう、雪穂は高宮の持ちビルでブティックを経営。だが既に高宮に見切りをつけ、慰謝料を奪って離婚する計画を練っていた。そこで帰京中の千都留(佐 藤仁美)と高宮を何度となく会わせ、不倫していることにした。また亮司も千都留を介して機密が漏れたことにしようとする。
2人の計画は成功。だが高宮から話を聞き、妙な違和感を覚えた篠塚(柏原崇)は、警察を辞め探偵事務所を開いていた笹垣(武田鉄矢)を訪ねる。そして江利子(大塚ちひろ)の件を調べ直してほしいと頼んだ。

第9話 こぼれ落ちた過去 12.0%
 

笹垣(武田鉄矢)は再び、亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)を調べ始める。江利子(大塚ちひろ)、菊池(田中圭)、弥生子(麻生祐未)…2人にまつわる人々に話を聞くうち、笹垣は事件の全容を知りつつあった。
真相に近づく人間は消すしかない。覚悟を決めた亮司だが、二度と死の感触を直接味わうのは御免だった。そこで薬剤師の典子(西田尚美)に接近。青酸カリを手に入れ、あとは決行の日を待つばかりとなる。
そんな中、亮司と雪穂の罪に気づいた人間がもう1人現れる。それは雪穂を娘のように育てて来た礼子(八千草薫)だった。だが礼子は直後に倒れ、死線を彷徨っていた。雪穂は自首を勧める礼子の命を奪うことを決意するが、亮司は雪穂をかばい、自らが礼子に手を下す。

第10話 開く過去の扉 12.6%
 

礼子(八千草薫)が急死したと聞き、雪穂(綾瀬はるか)に疑いの目を向ける笹垣(武田鉄矢)と篠塚(柏原崇)。そして笹垣から再び問い詰められ、罪の意識に耐えかねた弥生子(麻生祐未)は自殺してしまった。
いっぽう、典子(西田尚美)は何とかして亮司(山田孝之)の暴走を止めようと考えていた。思わず典子にすがってしまいたくなった亮司だが、もはや後戻りは出来ない。笹垣を殺す計画の最終段階に取りかかる。
ついに亮司は笹垣の事務所に侵入。罠を仕掛け終わった後にふと机をを見ると、弥生子の骨壺と捜査ノートがあった。ノートを一読した亮司は笹垣の思いを察し、殺害方法を変えることに。ちょうどそのとき、笹垣が帰って来た。亮司は笹垣に向かい、ハサミを手に突き進んで行く。

第11話 白夜の果て 14.1%
 

亮司(山田孝之)は笹垣(武田鉄矢)に傷は負わせたが、命を奪うまでには至らずに逃走。再び行方をくらます。亮司は裁きを望んでいると篠塚(柏原崇)に言われ、雪穂(綾瀬はるか)も罪の精算を決意した。
クリスマスイブ。笹垣を襲った亮司だが、殺害に失敗。亮司は笹垣が手に持っていたハサミを自分の胸に突き刺す。事切れる寸前、亮司の前に雪穂の姿が。雪 穂は亮司の心中を察し、何も言わずに立ち去った。その後、松浦(渡部篤郎)の死体が見つかり、雪穂は警察に連行される。しかし巧みに事実をねじ曲げ、全て を亮司1人の犯行ということにした。
1年後。雪穂は精神が不安定なまま店を続け、借金を抱えて倒産。手をつないだ男女の切り紙を部屋に残し、雪穂はどこかへ消えてしまう。